目次
はじめに:「3歳には早すぎた」と後悔した日々
「英語は早く始めた方がいいって聞くし、3歳なら大丈夫でしょ」
そんな軽い気持ちで始めたオンライン英会話でしたが、息子は画面を見るなり「やだ!やりたくない!」と大泣き。英語の歌や簡単な単語は知っていたはずなのに、なぜ?
「うちの子には早すぎたのかな…」と悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか?
この記事では、3歳の息子がオンライン英会話を嫌がった理由と、年齢に合わせた対策で6ヶ月後には楽しくレッスンを受けられるようになった方法を詳しくお伝えします。
現在小3になった息子は、あの頃の経験があったからこそ英語が好きになったと話しています。同じ悩みを持つ親御さんの参考になれば嬉しいです。
なぜ3歳の息子はオンライン英会話を嫌がったのか?
実際に息子が嫌がった5つの理由
3歳当時の息子の様子を振り返ると、こんな理由がありました:
1. 「じっと座ってるのが無理だった」
当時の様子: レッスン開始3分で席を立ち、おもちゃで遊び始める。「座って」と言っても「やだ!」の一点張り。
3歳の発達特性:
- 集中力は5-10分が限界
- 体を動かしたい欲求が強い
- 「座って勉強」という概念がまだ理解できない
親の間違い: 大人と同じように「25分間のレッスン」を期待していました。英語の歌やYouTubeは好きだったので、「オンライン英会話も大丈夫」と思い込んでいたのです。
2. 「知らない人と話すのが怖かった」
当時の様子: 画面に外国人の先生が映ると、即座に私の後ろに隠れる。「こんにちは」と日本語で挨拶されても、絶対に返事をしない。
3歳の心理:
- 人見知りがピークの時期
- 画面越しの人とのコミュニケーションに慣れていない
- 「知らない人と話してはいけない」という教えとの矛盾
親の間違い: 「英語の歌は歌えるから、先生とも話せるはず」と期待しすぎていました。歌を歌うことと、人とコミュニケーションを取ることは全く別のスキルだったのです。
3. 「英語で話しかけられると固まった」
当時の様子: 先生が “Hello! What’s your name?” と聞くと、完全に黙り込む。私が「お名前は?」と日本語で聞くと答えられるのに。
3歳の言語発達:
- 日本語でのコミュニケーションがやっと安定してきた段階
- 英語は「聞く」「歌う」はできても「話す」はまだ難しい
- 質問されているという認識はあっても、英語で答える発想がない
4. 「パパが一緒じゃないとやだ」
当時の様子: 「パパも一緒にやって!」と泣きながら訴える。私が「一人でできるでしょ」と言うと、さらに大泣き。
3歳の心理:
- まだまだ親への依存が強い時期
- 新しいことへの挑戦は親と一緒じゃないと不安
- 「頑張って」と言われるプレッシャーも感じている
5. 「遊びじゃないとつまらない」
当時の様子: テキストを使った「勉強っぽい」内容になると、すぐに飽きて他のことをしたがる。
3歳の学習特性:
- 遊びと学びの区別がない
- 楽しくないことは絶対にやりたがらない
- 「お勉強」という概念がまだ理解できない
年齢別の失敗パターンと成功への転換点
3歳特有の失敗パターン
よくある失敗例:
- 大人用のレッスン形式をそのまま適用
- 25分間座って集中することを期待
- テキストを使った体系的な学習を求める
- 英語力を過大評価
- 歌が歌えるから会話もできると思い込む
- 「聞く」ができるから「話す」もできると勘違い
- 社会性の発達を考慮しない
- 人見知りの時期なのに知らない人との会話を強要
- 親のサポートなしでコミュニケーションを期待
成功への転換点:「3歳は3歳のやり方」
方針転換のきっかけ: 2ヶ月間の失敗を経て、「3歳には3歳に合ったやり方がある」と気づきました。
具体的な方針転換:
- 学習→遊び
- 一人で→親子で
- 長時間→短時間
- 真面目に→楽しく
3歳専用オンライン英会話成功法
第1段階:環境とマインドセットの変更(1-2ヶ月目)
1. レッスン時間を大幅短縮
変更前:25分レッスン
変更後:10分レッスン(一部スクールで対応)
交渉方法:
- スクールに「3歳なので短時間で」と相談
- 「慣れたら延長します」という条件付きで依頼
- 料金は通常通り払うが、時間だけ短縮してもらう
結果: 10分なら最後まで座っていられるように!
2. 完全親子参加型に変更
変更前:息子一人でレッスン
変更後:私も一緒に画面に映る
具体的な方法:
- 私が先に先生と挨拶して安心感を作る
- 息子が答えられないときは私が代わりに答える
- 息子と私が交互に先生と話す形式
3. 遊び要素を最大化
お願いした内容:
- 歌中心のレッスンにしてもらう
- 「お勉強」感のあるテキストは使わない
- 手遊び歌やダンスを多く取り入れてもらう
第2段階:息子ペースでの関係構築(3-4ヶ月目)
1. 固定講師で安心感アップ
選んだ講師の特徴:
- 子育て経験のあるベテラン女性講師
- 日本の文化に詳しく、日本語も少し話せる
- 歌が上手で、楽しい雰囲気作りが得意
関係構築の過程:
- 1-2週目:私が主に話して息子は見るだけ
- 3-4週目:息子から手を振ったり、うなずいたり
- 5-8週目:簡単な質問に身振り手振りで答える
2. 息子の興味に合わせたカスタマイズ
息子の好きなもの:
- 車(特に消防車)
- 動物
- 歌(特にABC song)
レッスン内容の変更:
- 車の名前を英語で覚える
- 動物の鳴き声を英語で真似する
- 息子の好きな歌を一緒に歌う
第3段階:自信と楽しさの確立(5-6ヶ月目)
1. 小さな成功体験の積み重ね
意識したこと:
- 完璧を求めない
- 小さな反応でも大げさに褒める
- 「できなくても大丈夫」という雰囲気作り
実際の変化:
- 先生が「Hello!」と言うと手を振るように
- 「How are you?」に「Good!」と答えられるように
- 動物の名前を英語で言えるようになった
2. 段階的な時間延長
時間の変化:
- 1-2ヶ月目:10分
- 3-4ヶ月目:12分
- 5-6ヶ月目:15分
息子の反応: 「もうおしまい?もっとやりたい!」と言うように。
3歳向けオンライン英会話スクール比較
実際に複数のスクールで「3歳の短時間レッスン」を相談した結果:
QQキッズ(最も柔軟に対応)
3歳対応:★★★★★
良かった点:
- 10分レッスンに快く対応
- 子供専門なので3歳の特性を理解している
- 親子で参加することを推奨
- 歌やゲーム中心のレッスンが豊富
実際の対応: 「3歳のお子様には無理をさせず、楽しむことを第一に」とアドバイスをもらいました。
リップルキッズパーク
3歳対応:★★★★☆
良かった点:
- 家族プランで親も一緒に参加しやすい
- 講師が3歳の扱いに慣れている
気になった点:
- 時間短縮は「要相談」
- 体系的なカリキュラムを重視する傾向
hanaso kids
3歳対応:★★★☆☆
良かった点:
気になった点:
- 時間短縮には対応していない
- 3歳には少し「お勉強」感が強い
年齢別:3歳でオンライン英会話を成功させるコツ
3歳前半(3歳0ヶ月-3歳6ヶ月)
重要ポイント:
- 5-10分の超短時間から開始
- 親が主役で子供は「見学」から
- 歌とダンス中心の内容
現実的な目標:
- 先生に手を振れる
- 簡単な歌を一緒に歌える
- 「Hello」「Bye-bye」が言える
3歳後半(3歳6ヶ月-4歳)
重要ポイント:
- 10-15分のレッスン時間
- 簡単な質問に答える練習
- 好きなものを英語で言う練習
現実的な目標:
- 名前や年齢を英語で言える
- 好きな色や動物を英語で答えられる
- 先生との簡単なやりとりができる
実際に効果があった3歳向けサポート方法
レッスン前の準備(超重要)
必ずやっていたこと:
- 今日歌う歌を事前に練習(5分)
- 「先生とお友達になろうね」と声かけ
- 好きなぬいぐるみを隣に置く
効果: 息子の不安が大幅に軽減され、レッスンへの抵抗がなくなりました。
レッスン中の関わり方
私の役割分担:
- 通訳係:息子が困ったときは日本語で説明
- 応援係:「上手だね!」「すごいね!」と声をかける
- 一緒に参加係:歌やダンスは私も一緒に
息子の反応: 「パパも一緒だから安心」「パパも歌ってる!」と楽しそうに。
レッスン後の振り返り
3歳向けの褒め方:
- 「座っていられたね!すごい!」
- 「手を振れたね!先生喜んでたよ!」
- 「歌、上手だったね!」
NGな振り返り:
- 「もっと大きな声で言おうね」
- 「今度は一人でやってみよう」
- 「英語で答えなさい」
6ヶ月後の成果と息子の変化
3歳当時の成果
レッスンに対する態度:
- 嫌がることがなくなった
- 「先生とお話しする日だ!」と楽しみに
- 15分間座っていられるように
英語力の向上:
- 基本的な挨拶ができるように
- 好きなものを英語で言えるように
- 英語の歌を5曲覚えた
社会性の発達:
- 知らない人(先生)とのコミュニケーションができるように
- 「ありがとう」「ごめんなさい」を英語で言えるように
現在(小3)の息子から見た3歳の経験
息子の証言: 「3歳の時のオンライン英会話は楽しかった。パパと一緒だったから安心だった。あの時があったから今も英語が好き」
親として感じること: 無理をさせず、息子のペースに合わせたことが、長期的な英語好きにつながったと実感しています。
3歳でオンライン英会話を始める親へのアドバイス
心構えが一番大事
大切なマインドセット:
- 「英語力向上」より「英語好き」を目標に
- 子供のペースを最優先
- 親も一緒に楽しむ
- 完璧を求めない
年齢的に早いかも?と思ったら
判断基準:
- 子供が嫌がり続ける→一時休止も選択肢
- 親がストレスを感じる→やり方を見直す
- 楽しめない→内容やスクールを変える
我が家の場合: 3歳では「英語に慣れ親しむ」程度で十分でした。本格的な学習は小学生になってからで問題ありません。
他の3歳の保護者への応援メッセージ
同じ悩みを持つママ・パパへ: 3歳でオンライン英会話を嫌がるのは普通のことです。年齢的に早いと感じたら、無理をせず子供のペースに合わせてあげてください。
大切なのは:
- 英語を嫌いにならないこと
- 親子で楽しい時間を過ごすこと
- 子供の成長を認めること
まとめ:3歳には3歳のやり方がある
息子が3歳でオンライン英会話を嫌がったとき、「早すぎたのかな」と後悔しました。でも、年齢に合わせたアプローチに変えることで、英語を楽しめるようになりました。
3歳でオンライン英会話を成功させるポイント:
- 超短時間(10分)から開始
- 親子で一緒に参加
- 遊び要素を最大化
- 完璧を求めない
- 子供のペースを尊重
現在小3の息子は、「3歳の時のオンライン英会話が楽しかった」と振り返ります。早めに始めることで得られるメリットは確実にあります。
3歳のお子さんを持つ親御さんへ: お子さんが嫌がっても、それは決して失敗ではありません。年齢に合わせたアプローチで、きっと英語を楽しめるようになります。
一緒に頑張りましょう!
【体験談募集】3歳でオンライン英会話を始めた方へ
この記事を読んで「うちも3歳で始めました!」「こんな工夫をしています!」という体験談がありましたら、ぜひコメント欄で教えてください。
3歳からの英語学習について、みんなで情報交換できたら嬉しいです。
我が家で3歳時に利用したオンライン英会話
QQキッズ
- 10分の短時間レッスンに対応
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